大好きなお客様の一人は夏でも足が冷えていて、リフレクソロジーの後もなかなか温かくならなくて気になっていたころでした。
番組【みんなの家庭の医学】で取り上げられた「夏の冷え症新事実SP」の内容に目が引っかかりました。
ちょうど先日NHKの朝イチでも同じ伊藤剛先生が登場して冷え症についての解説がありましたので、両方の内容を踏まえて冷え症について説明しておきます。
「朝イチ」では、冷え症の3つタイプとそれぞれの対策方法を紹介しました。
「みんなの家庭の医学」では、下半身型冷え症を特集しました。
★冷え症の3つのタイプ
*四肢末端型
*内臓型
*下半身型
★★四肢末端型冷え症
・手足の先だけが冷えるという一番おなじみの冷え症です。
<なりやすい人>
・食事の摂取量が少ない、筋肉の働きが不十分などで体内の熱が十分に作り出せない人
・常に緊張状態にいて手足の血管を収縮させ続けてしまう人
<個人の対策>
・十分な食事を取る
・運動して筋肉をつける
・膝下のマッサージをする
・リラックスする
◆茉莉房での対策◆
メディカルアロマとリフレクソロジーが付くトータルビューティコースがオススメです。
血の巡りを改善し、心身をリラックスさせることができます。
四肢末端型冷え症にもってこいの対策だと思います。
★★内臓型冷え症
・手足は温かいのに、腸など体の深部体温が下がる冷え症タイプ。
<なりやすい人>
・不規則な生活や肉体的・精神的なストレスを長く受け続ける人
※つまり自律神経の乱れが大きく影響することですね。
<個人の対策>
・ストレスを軽減する
・自律神経を整える
・お腹を温める
◆茉莉房での対策◆
背中オイルマッサージと腸セラピーがオススメです。
背中に自律神経がたくさん集まっていますので、
オイルでマッサージすることによって自律神経を整えることができます。
腸セラピーは直接小腸・大腸・内臓に刺激を与えますので、
内臓の冷たさを改善することが可能です。
★【特集】下半身型冷え症
・腰から下の下半身だけが冷えるタイプ。
・上半身は、のぼせるような暑さを感じる人が多い。
★★原因
梨状筋というお尻の奥にある筋肉が硬くなってしまったからです。
梨状筋は股関節を外側に回したりする筋肉です。
梨状筋がさまざまな原因で硬くなってしまうと、裏にある坐骨神経が圧迫され血管の太さを調整する機能が弱まり下半身へ温かい血液を送ることができなくなり下半身が冷えるということです。
★★なぜ梨状筋は硬くなってしまうか?
一つには老化だそうです。
しかも筋肉の疲労がどんどん回復しにくくなり悪循環になりがちです。
もう一つには姿勢です。
ソファに背もたれたり後方に反り返る姿勢、畳に座ってパソコンを操作する前傾姿勢など、
必要以上に傾く姿勢が梨状筋に大きな負担をかけてしまいます。
★★梨状筋を柔らかくするには?
簡単なマッサージが紹介されました。
梨状筋の真ん中にある「臀中(デンチュウ)」、付け根にある「環跳(カンチョウ)」というツボを刺激するとよいそうです。
伊藤先生が軟式野球ボールでほぐすことを薦めました。
→仰向けでボールをお尻の下へ。凝っているツボを探します。
→ツボが見つかったら、体を左右に30秒ほど揺らす。
◆茉莉房での対策◆
茉莉房では背中のマッサージを行う際に常に梨状筋をほぐすように心がけています。
ただし、一回の施術ではなかなか柔らかくなりませんので、ご自宅で毎日こまめにほぐすことがとても重要ですね。
★★注意事項
下半身型冷え症ですと、足湯は逆効果だそうです。
これは目から鱗でしたね。
足湯すると、血液を上半身に戻してしまうため、
上半身がどんどん熱く、下半身がどんどん冷えるという現象が起こるそうです。
悪循環が発生してしまいます。
①上半身がのぼせる→②へ
②冷房を入れる→③へ
③下半身が冷える→④へ
④足湯で温める→①へ
今後、しっかりカウンセリングして下半身型冷え症の方に足湯をやめて梨状筋を重点的にほぐすように改善していきたいと思います。
【参考】